2か月に1回、母とともにもの忘れ外来へ通っています。
診察室では毎回、かかりつけ医が「最近調子はどうですか?」と問いかけ、母が「特に変わりないです」と答えるのがお決まりの流れ。その後、この2か月で気になった変化をわたしが医師に報告します。ここ数回の受診で必ず相談していたのが、深夜の中途覚醒でした。
母の中途覚醒、その実態
母の中途覚醒は、かなり激しいタイプです。最もひどいときは、夜中に突然起き上がって布団を畳み、コートを着て外出しようとしました。それ以外にもシーツや毛布を畳んだり、寝室の荷物を整理し始めたりする日もあります。
ひとしきり動き回った後、眠気が戻るのか、畳だけになったところに枕を置いてそのまま寝てしまう日もあれば、睡眠時間が1時間にも満たない日もあります。そういった夜は、見守りカメラの録画映像で状況を確認し、翌朝デイサービスへ「昨夜あまり眠れていないので、昼寝をさせてもらえると助かります」と連絡を入れるようにしています。
82歳ともなれば、眠りが浅くなるのはしかたのないことかもしれません。ただ認知症なので、深夜に外出しようとしたり、真冬にエアコンのない場所で眠ろうとしたりするのは、転倒や低体温のリスクがあります。
寝室のドアが開くとスマホに通知が届く仕組みにしていて、わたしが見守りカメラ越しに「布団で寝てね」と声をかけたことも、何度もあります。
睡眠薬への不安とロゼレム
睡眠薬の処方という選択肢は、頭の片隅にありました。ただ、薬でふらふらになって転倒したり、翌朝まで眠気が残って日中の生活に支障が出たりするイメージがあり、できれば使いたくないというのが正直なところでした。
「睡眠薬は最終手段」と思っていた矢先、医師から提案されたのがロゼレムという薬でした。メラトニンの分泌を促すことで自然な眠りをサポートするタイプで、依存性がなく、比較的作用が穏やかとのこと。
「服用後に急に眠くなる場合もあるので、様子を見てください」と言われ、少量から試しています。服用3日目の現在、深夜の激しい中途覚醒は起きていません。眠くなるのは服用から30〜60分後ほどで、急に寝落ちすることはなく、穏やかに眠りに入れているようです。朝も影響は残っていませんし、フラフラもしていません。
現在は微量でのテスト中。通常量を飲んだらどうなるだろう、と気になりつつも、今のところ経過は順調です。今後は母が飲みやすい形状や方法について、薬剤師さんと相談していく必要がありそうです。
今日もしれっと、しれっと。





























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