2か月ぶりに再会した認知症の母と変化した介護生活

2か月ぶりに会った母は絶好調?で、

あれ?あんたいたの?いつ帰ってきたの?

という質問を、30分で10回してきました。ある意味、いつもどおり。

また8月11日(山の日)がカレンダー上赤文字になっていて、11日は休みなの?の質問回数がすごくて、オリンピックの影響で祝日が移動した話もしたのですが、忘れてしまうのでペンで赤文字を黒く塗りつぶして難を逃れました。

たった2か月ですが、帰るといろいろ変化がありました。

寝室に設置した新しいエアコン

前回の遠距離介護は5月で、夏と冬に備えて新しくエアコンを買いました。

母の寝室に取り付けたのですが、これが正解! 盛岡も猛暑日連発、熱中症で搬送される人が増えました。もしエアコンをつけてなかったらどうなってただろうと、ゾッとしました。

わたしが選んだエアコンでしたが、工事日と遠距離介護の日が合わずに、妹に工事の立ち会いをお願いしたので、今回の帰省が初見。最新のエアコンは、すぐ冷えますね。

実はスマートリモコンで1か月以上、遠隔でエアコン操作をしていたのですが、自分の感覚で温度調整していたので、母にはちょっと寒すぎたかもしれません。一応、エアコンつけっぱなしで寝ると風邪ひくかなと思い、寝る直前までキンキンに冷やして朝まで逃げ切る作戦でしたが、大丈夫だったかなと。

しかし最近は夜も気温が下がらないので、ゆるく朝までエアコンをつけています。

デイサービスでお風呂に入る習慣が!

先日、こんな記事を書きました。

デイでの初入浴後、デイの連絡帳を2か月さかのぼると、毎回お風呂に入ってました。昼間にお風呂は入らない!デイのお風呂は深い!(←実際は浅い)と文句ばかり言ってた母が、まさかデイで毎回お風呂に入ってます。

デイのスタッフの方に「お着換えを持たせて欲しい」と言われ、なんだか不思議な気持ちになりました。いつもデイに持って行くバックが、濡れてもいいバックに変わっていて、単発のお風呂かと思っていたら習慣になっていて驚きでした。

ただ、服を脱がせることで分かるシモ系のことが、デイの連絡帳によく書いてあります。ひとりだと、大の下処理をせずに洗濯して、付着したズボンやパンツを着用してデイに行って、お風呂でバレるみたいなことが起きてます。元々自宅ではあったことですが……。

今までは、せめて髪ぐらいはとわたしが週1回程度洗っておりました。今では週2回、しっかりお風呂に入るようになったので、わたしの負荷も軽減されました。

部屋の模様替え

母は模様替えが大好きで、先日も見守りカメラの場所を勝手に変えられて焦ったばかりです。

玄関の鍵がなくなったと思ったら、なぜかメガネケースの中に入っていましたし、置き物の場所がいろいろと変更になっていたので、それらを元に戻していきました。

あと、失禁で敷布団を汚してしまったらしく、敷布団が寝室以外の場所に置いてありました。マットレスに直接シーツを敷いて寝ていたので、布団を干して元に戻しました。

危なかった保険証の更新

今回、最もあぶねーと思ったのが、健康保険証と介護保険負担割合証です。8月更新なので、7月に送られてくるのですが、母が郵便物をどこかに片づけてしまったのです。

下手すると廃棄することもあり、ヘルパーさんが気づいたときは退避してくださる場合もあるのですが、完全ではありません。いろいろと部屋の整理をしていたら急に出てきて、あぶねーってなりました。母なりに捨ててはまずいものの認識はあったようです。

細かい変化はいろいろありましたが、いつもどおりの遠距離介護が始まったという感じです。

音声配信voicyの最新回は、お盆なのでわが家のお墓事情についてのお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

くどひろ 様

ご無沙汰してます(^^)
介護負担割合証&保険証、大事にどこかにしまって下さるんですよね。ほんとヒヤヒヤしてました(^_^;)

今は実家が無人になったという理由で、宛先を我が家に変えて頂きました(本当は月に1、2度行くので不必要ですけど…)。他、介護に関する郵便物も届きます。

様々な理由で、宛先を変えられるかも知れませんから行政に申し出してみたらいかがでしょう(#^.^#)

奈都さま

そうなんです、自分の本にも住所変更できるって書きました。

なぜやらないかというと、これまでは頻繁に帰省したので問題視していなかったのですが、コロナ禍で状況が変わってしまいました。昨年のコロナ禍の7月は岩手に居たのですが、今年は不在で保険証のことをすっかり忘れていたため、焦りました(^^)

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか