月1回か2回、近くのおいしいそば屋に母と行くことにしています。目的は2つで、
1.わたしがおいしいそばをただ食べたい
2.外の歩行が苦手な母のリハビリの口実
母のためだけではなく、必ず自分の楽しみも入れるようにしてます。病院に連れていくときも、終わった後においしい店に行くようにするし、美容室に連れていくときも、自分の買い物をセットにしてます。これ、実は重要です!
母は 「なんかいつも悪いわね~」 というのですが、わたしからすると自分の目的も達成したいという思いが本気であるので、「別に悪くないけどね」 という事ができます。
認知症の 「妄想」 は3種類ある!に書きましたが、「心理的負担解消型」というのがあって、認知症の人もお世話になってばかりいると、申し訳ないという気持ち(心理的負担)が働くんだそうです。
そう思わせないためにも、いかにも介護してあげている感は消し去ったほうがいいです。やってあげている的なやつです、思いあたる節ありませんか?
そば屋までの距離は歩くと30分弱。自転車だと10分くらいのところにあります。母は下り坂を利用して自転車に乗る事ができます。(というか、自分でそう思い込んでいる)面倒なルールがいくつかあって、
1.上り坂はムリなので降りる
2.自動車が来たら降りる
自転車に乗れるといっても、平地でこぐ、下り坂で座っているぐらい。ふらつくのでわたしは自転車の5m先を走り、車が来ないかチェックしながら、そば屋へとジョギングで向かいます。
派手に転倒
母が調子よかったので、そのまま一気に家まで行っちゃえ!と先に自転車で行かせ、わたしは軽くジョグしながら後方から追いかけたら、「ガッシャーン!」 と母が転倒してしまいました。
病気のせいで、幼少期から母は人の何倍も転んで生きてきたので、無意識のうちにうまく転べます。今回も音の割には、ズボンに穴をあけた程度で済みました。それから2か月後・・・母はこう言い出しました。
母:「自転車に乗るのが、なんだか怖い」
今までは転倒してもうまく忘れてくれたのに、今回はしっかり恐怖心が残ってます。今後、自転車リハビリをどうしようかなぁという思いと、記憶が残っている=認知症の症状は悪化してない という両方が交錯して、複雑な気持ちでした。
外出するきっかけを失くすとどんどんひきこもるので、次なる作戦を考えます・・・
今日もしれっと、しれっと。
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