認知症の母に自立した生活を送ってもらうためには、わたしがいろいろサポートしなければなりません。とにかく忘れるし、雑な家事をするからです。
そのため、帰京する前日から当日の朝に家を出る直前まで、毎回かなりバタバタします。なぜか忙しい・・どれどれ、自分が何をやっているのか記録してみようということで、今日の記事となりました。
家中の掃除
母は自分で掃除したつもりでいますが、最近はほとんどやりません。母がデイサービスに行っている間に、寝室、居間、台所、トイレなど、すべて掃除をします。
掃除機をかけ、拭き掃除をやります。その後、消臭ストロングシリーズの「リセッシュ」を使って、シュッシュッと除菌します。
特にお風呂の排水口は、母が流してはいけないものを流すことがあるので、使い捨てのメッシュ排水口にチェンジしておきます。次回、実家に帰ってくると、そのものが捕獲されていることも。
洗濯
帰京する日の朝は、必ず洗濯をして、洗濯機の中の洗濯物をカラにします。母は自分で洗濯するのですが、下記の状態を気にせず洗濯するので、せめてわたしが居るときぐらいはまともな洗濯をしておきたいという思いからです。
- 洗濯機の中に洗濯が終わった状態のまま、何日も放置されている
- 尿便の下洗いをしないまま洗濯をして、洗濯機自体が汚れている
- トイレットペーパーや尿パッドを洗濯した紙くずが残ったまま、洗濯機を回し続ける
洗い物
母の食器洗いは、超がつくほど雑です。水で軽くすすいだだけの汚れた食器が、食器棚にあります。油が残ったままのフライパンが出てくることもあります。わたしが帰京する前に、一通り食器類をキレイにしてから、帰ります。
買い物&冷蔵庫の食材の配置を整える
帰京前日に、ヘルパーさんが買い物をする日までの食材を一気に買ってきます。冷蔵庫に入れておけば、母がキレイに食材を使ってくれるかと言えば、そんなことはありません。
もし冷蔵庫の上のほうに食材を保管したら、認知症で注意が行き届かないので、次回帰ってきたときには腐ってます。なので、母の目線の高さあたりに食材を集め、正面を向くように並べます。
記事下の写真がまさにそれで、上段においても母は見ないので、2段目と3段目を多用します。また、料理が面倒になる日も多いので、バナナとか練り物とか、手軽に食べられるものは多めに買っておきます。
正直なところ、わたしが帰って数日経てば並べた効果はなくなりますが、少しでも食材を消化してもらうために、いつもやっています。
補充をする・位置を整える
いつもの場所に、いつものものがあるように、配置を整え、在庫をきっちり補充します。
砂糖、塩、油、コーヒー、グラニュー糖、灯油ファンヒーターの灯油、尿パッドが在庫切れにならないよう、とにかく補充しまくります。なければ、雪でもすぐスーパーに行って買い物です。次帰ってくるまで、2週間は空くからです。
とにかく置く場所が定まらないので、砂糖の位置、塩の位置、油の位置など、常に同じところに戻します。
ご飯を炊く
母はご飯を炊く機会が減っているので、帰京する朝に1合だけ米を研ぎ、お昼に炊けるようタイマー予約をします。冷蔵庫のホワイトボードに「11時にご飯炊けます」と書いて、帰京します。
自立した生活を長く送ってもらうために
母に長く自立した生活を送ってもらうためには、「当たり前の環境」をいつも整えておかないといけません。「在庫が切れる=習慣も切れる」ので、特に補充は欠かせません。
認知症ですから、同じことを何度も何度も何度も繰り返してもらって、自立した生活を忘れないように、とにかく家の環境を「現状復帰」させることに注力しています。
本当にギリギリなところで自立した生活を送ってますが、やはりヘルパーさんや訪問看護師さん、理学療法士さんがいなかったら、自宅での生活は難しいでしょう。
今日もしれっと、しれっと。
いつも、きめ細かい配慮、参考に、なります。家中の掃除、買い物、等々、てきぱきなさっているのでしょう。素晴らしい!毎回、楽しみに記事を読ませていただいています。
阿部さま
コメントありがとうございます!
ブログも読んで頂き、うれしいです!