持ち家であっても考えておきたい60歳からの賃貸物件探し

持ち家 賃貸 高齢者 60代

フジテレビ『若林&指原のいま部屋探してます』という番組をたまたま見ていたら、元公務員で61歳の男性が公務員宿舎を出て、都内の賃貸不動産に引っ越すという話をやっていました。

上のツイートのとおり、不動産屋さんが大家さんに「年齢」を伝えるだけで、内見すら拒否されるというシーンが放送されました。高齢者がひとりで生活すると、亡くなってしまった時に大家さんが面倒になったり、家賃滞納の可能性があり、入居を拒否されてしまうということでした。 

わたしは死ぬまで賃貸の予定ですし、持ち家の方でもご自身の健康問題、リストラ、介護などで住宅ローンが完済できずに、賃貸に住まないといけなくなる人もいると思うので、高齢者の賃貸事情について考えます。

持ち家について思うこと

介護をしていると、同世代の人よりも少しだけ先が見通せるようになります。

例えば3階建ての家を見るたびに、「70歳になったら、3階まで階段で上がれるだろうか」と考えてしまいます。たくさん部屋がある家を見れば、「30年後は、何部屋稼働しているのかな」とか思ってしまいます。

盛岡の2階建て木造住宅も、今から30年前は5人で住んでいました。わたしが上京し、父が家出、妹が嫁ぎ、祖母は亡くなり・・・広い家には、認知症の母がひとり住んでいます。

広い家には思い出はありますが、認知症の母にはいらない部屋ばかりですし、母には広すぎると思います。母が元気で認知症じゃなかったら、『劇的ビフォーアフター』によく出てくる「減築」をしてもいいのでは、2階は少なくともいらない・・・そう思います。

住宅ローンの話を聞いていて思うのは、返済している人みんながずっと健康でいることが大切ですよね。わたしのように介護が始まったり、ご自身が病気になってローン返済ができなくなることもあります。離婚で人生が変わることもありますし、とにかく大きな負債を抱えて60代に突入しないようにしたいですよね。

最悪、家を売って、賃貸に引っ越してもなんとかなるレベルまで、ローンは返済しておきたいものです。

民間のふつうの不動産屋さんを頼らないかも

テレビを見ながら、自分が60代で引っ越す場合のシミュレーションをしておりました。

まず最初に思いついたのが、都営住宅(県営住宅)です。わたしが引っ越しを考える場合は、おそらく収入が厳しい状態になっているときだと思うので、世帯所得の合計が基準内ならば、都営住宅が第一選択になると思います。

あとは、UR高齢者向け優良賃貸住宅の活用とか、家賃債務保証といって高齢者住宅財団が連帯保証人になってくれることで、賃貸への入居が普通に申請するよりもスムーズになる制度を活用することです。

次に思いついたのが、以前テレビかネットニュースで見た「R65不動産」を利用することです。65歳からのお部屋探しポータルサイトと言われているこのサイトなら、一般の不動産屋さんよりも有利かもしれません。

わたしは持ち家もありませんし、フリーランスという収入が安定しない職業なので、60歳でどうなっているかさっぱり分かりません。ということもあって、テレビの話は自分事として考えました。ここまでの知識はありますが、10年くらい経ったらまたアップデートしないといけません。

そう考えると、盛岡の実家の家を残しておくという選択もあるのかもしれませんが、たぶん介護が終わって盛岡に帰るかといえば、帰らない気がします。

介護とかいろいろありますが、わたしは借金がありません。仕事も今の仕事で食べていけるならば、全国どこへ居ても大丈夫です。そういう意味で「縛り」が全くないのが強みなので、今後も人生の大きなイベントをスルリスルリとくぐり抜けていきたいと思ってます。ある程度大きなイベントは、ここ6年でだいぶ通過した気がします。

皆さんも一度、自分が60歳になった時の「住まい」事情についてシミュレーションしてみたほうがいいかもしれません。

今日もしれっと、しれっと。

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
======= 【2018年・2019年講演会スケジュール】 =======
12/16(日):佐賀県佐賀市      → 講演のお申込み・内容詳細はこちら
01/13(日):北海道札幌市      → 講演のお申込み・内容詳細はこちら
01/27(日):埼玉県越谷市      → 講演のお申込み・内容詳細はこちら
講演のご依頼・お問合せはこちら

【↓12/20発売の新刊、現在ご予約受付中↓】
スポンサーリンク

 

ABOUTこのブログを書いている人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか