市区町村や会社の健康診断では物足りない?10万円人間ドック体験談

人間ドック 10万 お金をかける

介護を妹にバトンタッチしている間に、自分自身のメンテナンスのため人間ドックに行ってきました。

40歳まで会社員だったので、会社の健康診断を受けておりました。会社が社員の健康までサポートしてくれるなんて、ありがたい!今はそう思えるのですが、介護離職してフリーランスになってからは当然サポートはなく、自分でなんとかするしかありません。

今までは、もっぱら区の無料健康診断と無料がん検診を受けておりました。それ以外では、2年に1回のペースで胃と大腸の内視鏡検査を有料で受け続けていました。

前から45歳までに、気合いを入れて人間ドックに行くぞ!と決めていました。なんとなく5月に予約を入れようと思っていたのですが、お仕事をさせて頂いてる方が人間ドックで命拾いしたという話を聞き、すぐ予約を入れて7月実施となりました。

少しリッチなプレミアム人間ドック

わたしは人間ドックにオプションで脳ドック、緑内障の検査を付けました。総額で10万円強。正直、お金をかけたら何が違うんだろう・・くらい思っていたのですが、人間ドックの「会場入口」から違ってました。

プレミアムコース専用入口があって、何やらVIP感が漂ってます。乗ったことはないのですが、飛行機のビジネスクラス的な感じでしょうか?(わたしはLCC専門)

会社員時代の健康診断は、人いっぱいで流れ作業的な検査でした。しかしプレミアムは違います。検査着のままワイングラス持ったら、ペルシャ猫がニャー!ってやってくるぐらい、ゆったりした空間です。

プレミアム専用エレベーターもあって、とにかく人にほとんど会いません。人がいないって、本当に贅沢ですし、検査待ち時間も短いです。

検査内容も、区の無料健康診断とはレベルが違います。区の超音波(エコー)検査は、お腹周りをちょこっとやったら終了です。しかしプレミアムコースは、頸動脈、腹部、前立腺、甲状腺まで見てくれるので、とにかく長い!

胸部X線、CT、骨粗鬆症検査、聴力、眼圧に腫瘍マーカー・・・とにかくいろいろ検査しました。詳しい結果は3週間後ですが、それはそれはお金をかけるとこんなにも違うのか!と思いましたし、今までの健康診断は気休めか・・・とも思いました。

脳MRAの検査は、機械音がうるさいのでヘッドホンをかけて10分くらい装置の中に入りました。父が脳梗塞で2回倒れてますので、わたしも相当リスクが高いと思い、今回オプションでつけました。

医師から診断結果を聞くまでのランチは、クリニック近くで食べられる食事券がついてました。前日夜8時から水しか飲んでないので、思わずステーキを食べてしまいました。うーん、プレミアム。

最後に医師から画像をいっぱい見せて頂いて、じっくり検査結果を聞くこともできました。区の無料健康診断や会社の健康診断レベルで満足していてはダメだ!たまにはお金をかけて、全身くまなく見てもらわないと!と本当に思いました。10万円の価値は、あったと思います。

人間ドックの診断結果

もともと血液の糖が少し多いので経過観察という診断を2年前から言われていたのですが、それを意識してジュースをあまり飲まず、ブラックコーヒーとか水ばかり飲むようにしていたので、そこは改善していました。

その代わり、念入りなエコー検査の結果、小さな胆石が見つかりました。胆のう結石と呼ばれるものですが、痛みがなく日常生活に支障はありませんし、特に今は治療しません。何年か前に、激しい腹痛があって原因不明だったのですが、ひょっとしたらこの胆のう結石が原因だったのかも・・・今となっては、そう思います。

それ以外はほとんど問題がなく、脂っこいものはちょっと控えるようにと言われました。からあげ、餃子大好きなんですけど・・・

あとは、体重をもうちょっと落とそうかなと思います。ジム通いはしていますが、もうちょっと気合を入れようかと。来週から忙しいので、自然と痩せていくはずです。久しぶりに加圧トレーニングも再開したいんですけど、収入の変動が激しすぎて、今は守りの時なんですよね。

あと母が先日受けた緑内障の視野検査はどんなものかと、自分でも受けてみました。黒い点を見ながら(たまに移動もする)、その周辺にぼやけたマークが出てくるので、それが出たらボタンを押すという検査でした。うちの母、認知症でもきちんと検査できたか、若干不安になりました。わたしは問題ありませんでした。

本格的な人間ドックは何歳から?

医師3400人に「何歳から人間ドックは受けるべき」と質問したところ、40歳からという回答が最も多かったようです。

何もなければ、数年後に同じくらい気合を入れた人間ドックを受けようかと思っています。自分の健康を見つめるって、本当に大切だと思います。介護している皆さま、ぜひ自分の体をしっかりチェックしてみてください。仕事や介護ばかりしてないで、まずは自分の体チェックが優先です!

特に会社の健康診断を受けている方は、オプションも検討してみてください。わたしも胆石が見つかったことで、今後食生活に気を付けるようになると思います。体への意識が変わるきっかけになり、本当に受診してよかったと思います。

バリウムを飲んだあとに出るう○こが、トイレで流れなかった経験ありませんか?何度やっても流れない頑固さがあるのですが、お風呂のお湯をトイレに流すと、1発で流れます。お試しください。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか