介護と投資の両立

マネックス証券さんでコラムを書いているからというわけではありませんが、2024年から新NISAがスタートし、新NISA用の口座を開設しました。そんな流れもあって、久しぶりに投資の話をしたいと思います。

これまでの株式投資

最初に投資を始めたのは、20代後半だったように思います。株式投資やREITを中心に、FXもやっていました。当時は会社員生活からとにかく抜け出したい気持ちが強かったので、直近の言葉でいうところの「FIRE」を目指しながら、投資の勉強をしていました。

ところがそんなにうまくいくはずもなく、特にFXでは大きな損失を出しました。株式は15時に終わってくれるのでいいのですが、FXは一晩中相場が動いているので、精神的に休まる暇がなくて。

30代でFXも短期売買も自分には向いてないと分かりましたし、損失があっても給料でカバーできたので、若いうちに経験をしておいてよかったなと思っています。

介護が始まってからの投資

40歳で介護離職をして、フリーランスになってからは積極的に株式投資はしていません。そもそも収入が少なく、リスクを取って投資ができなくなってしまったからです。

とはいえ、自分の総資産の2割~3割までは投資をしてもいいと決めていたので、昔から持っていた銘柄を売却しながらその資金で別の銘柄を買って、投資はずっと続けています。

元々株式相場を眺めているのは好きで、米国経済や日本経済の流れや雰囲気をつかめるので、習慣になっています。ただ新NISAの口座を開設したから、すぐに買おうとは思っていません。

「落ちてきたナイフは拾うな」という、株式相場の格言があります。急落する相場に手を出すなという意味ですが、わたしの最近の投資スタイルはナイフが落ちるのを下でずっと待っていて、落ちてきたら拾ってます。最近では、新型コロナウイルスの感染が始まったころに購入しました。

そんなに激しくトレードする時間も、相場に張り付いている時間もないです。株価チェックする程度で、基本は放置にしています。メンタルがやられるような投資は介護のためも、生活のためにも、今はできません。

株式投資で仮にすべて失ったとしても、資産の2割までで抑えられます。社会とつながっている感も味わえるので、介護と投資の両立はやっぱりいいなと思っています。

音声配信voicyの最新回は、ある家族の虐待のニュースを見て思ったことを語ってます↓

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか