ご近所の敷地まで伸びる枝のメンテナンスが面倒

岩手の実家の庭や畑には、たくさんの木があります。

木の枝がお隣の敷地内までどんどん伸びて越境するので、あまりにひどい時は自分で剪定しています。しかし軽い剪定なので、何か月かするとまた剪定しなければなりません。しかもお隣は1軒ではなく2軒あるので、どちらもチェックが必要です。

シルバー人材センターに庭の剪定を依頼

本格的な庭の剪定は、盛岡市のシルバー人材センターにお願いしています。庭のメンテナンスにお金をかける必要はないと思っていて、おそらく相場よりかなり安く作業して頂いているはずです。

お値段が安く人気なので、最初は2024年1月に予約。そしたら早すぎると言われ、改めて3月に予約をし、4月頭に剪定して頂きました。職人さんは、実家の庭の剪定は3回ほどやってくださった方。

わたしの遠距離介護の事情も母の認知症も知っている職人さんは、母がまだ家で生活していたことに驚いていました。前回の剪定から3年経っていたので、もう介護施設に居ると思っていたようです。

作業する日は、母がデイに行った日。じゃないと母が職人さんの作業を気にして、窓から何度も何度も見るからです。認知症と分かっていても、あまりの回数に職人さんも驚くはずです。

職人さんから聞いたことわざ

庭にある大きな梅の木。母がまだ動けていた頃は、梅干しや梅酒を作っていました。しかし今は梅の実がなっても、何もしていません。枝がどんどん伸びて、隣の家の屋根にかからないかの心配はしています。そんな職人さんから、梅に関することわざを教えて頂きました。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

桜の枝は切ってはいけないけど、梅の枝はどんどん切らないといい実がならないと。確かにどんどん上へ上へと伸びていって高枝切りバサミが届かない枝に、ちょっと困っていました。

縦にどんどん伸びる梅の木を剪定

3年ぶりに、スッキリしました。次は母が間違って歩いてしまうかもしれない、腐ったウッドデッキを撤去するかどうか、考えないといけません。庭の剪定は必要経費だと思っていますが、ウッドデッキを撤去したらいくらかかるのか? DIYでいけるのか?

今となっては庭なんていらない、そんな思いです。

家や庭のメンテ、雪かきなど、さらに自分が年を重ねたら、面倒だろうなと思っています。昔は庭つきの一軒家に憧れた時期もありましたが、今はマンション派です。わたしの稼ぎでは買えないので一生賃貸ですが、こうしたメンテがないのでいいですね。

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今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか