88歳でヘルパー資格を取得した竹島静枝さんと100歳超えサラリーマン福井福太郎さん

ご存知の方も多いかと思いますが、1か月前たまたまテレビを見ていたら、米寿(88歳)を迎えた竹島静枝さんが、介護職員初任者研修の資格を取得したという話が取り上げられていました。このツイートをしていながら、記事にするのを忘れておりました・・・

88歳にして介護の道を歩みだしたのは、娘さんの「ただ家にいるだけでは楽しくないだろうから、なにか習ったら?」という言葉がきっかけでした。そこで習い事として選んだのが、介護の仕方。理由は「そういうことを勉強していれば、介抱されても、介抱される方も楽じゃないかと思いました」と竹島さんは話します。
引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/m-show/topics/showup/20160315/7072

娘さんはデイサービスやカルチャーセンターを薦めてみたものの、全く乗り気でなかったそうです。しかも、竹島さんは糖尿病や心臓病の持病がある方。

神奈川県川崎市にあるQOLアカデミーという学校で勉強されたそうですが、20代や40代の同級生と一緒に授業を受けられたとのこと。根性ありますよね、生涯現役・・・わたしもそうありたいです。

見て欲しい動画を2本ほど

この下にある3分ぐらいの動画で、竹島さんご本人がスピーチされています。めちゃめちゃお若いし、シャンとしててすごい!と正直思いました。88歳のときの祖母と比較しちゃうので、こういうコメントになってしまいます・・・

祖母は寝て、寝て、そして寝てました。起きたら、庭の木がはげる程切ってました。子宮頸がんにならなければ、元気だったと思います。

竹島さんは耳が遠く、ページを探すのも大変だったそうですが、クラスメンバーに支えられたんだそうです。いろんな世代の方がクラスに居たというのも、いいですよね。

そして、一般社団法人QOLアカデミー協会の「名誉相談役」となり、受講生の相談や激励をするお仕事をするそうです。かっこいいですね、ステキです!

この話を見て、100歳現役サラリーマンの福井福太郎さんを思い出しました。(名前がいい!)

福井さんは70歳で転職して、101歳で非常勤になったっていう、数字おかしくね?と思うようなスーパーなお人です。神奈川の藤沢市から、東京の神田まで東海道線で30年間通勤されていた方です。これも、すごい!現在はどうしておられるか・・・

2分ぐらいの動画ですが、おそらく皆さんが想像する100歳のイメージのはるか上をいく話し方をされますよ。

40代になって、会社でのポジションが危うくなったとか、転職が難しくなってきたとお悩みの方。この2本の動画を見て、勇気をもらってください!竹島さんや福井さんから言わせれば、「まだまだ若い!」この一言で終了です(笑)

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

やさしい笑顔の中に、とてつもなく強い意志を感じます。 すごいパワーをいただきました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか