デイサービスを週2回から3回に増やした3つのワケ

2022年1月の要介護認定で、要介護2から要介護3になった認知症の母。

これに伴い、わたしが帰京した2月頭からヘルパーさんの役割変更と時間拡大が始まってます。さらに3月からは、デイサービスの回数が週2回から週3回に増えます。

デイサービスの回数を増やした3つの理由

デイサービスの回数を増やす話は、以前からケアマネさんとしてました。ただ、まだ早いかなと思っていて、それはデイサービスの所長さんも同じ思いでした。しかし、

  1. ひとりで食事の準備ができなくなってきた
  2. 昼寝の時間が増え、昼夜逆転が増えた
  3. 要介護3になっても、遠距離在宅介護でやっていきたいと決意した

こうした3つの理由から、デイサービスの週3回を決意し、母にも相談しました。母はひとりで料理ができると思っているし、昼夜逆転の認識はないのですが、相談したタイミングがたまたま良くて、あっさりOKでした。

今までは冷蔵庫にある材料で、自分で食事を作っていました。しかし今は、材料を並べ、調理器具を準備して、サポートしないとちゃんとした料理はできませんし、妹が作った食事をレンジで温められなくなる日が増えていきました。

さらに見守りカメラで食事の様子を見ていると、朝食からお菓子を食べたり、バナナを何本も食べたりする日もあります。加えて過食もあって、最近になって入らないズボンが急に増えてきました。異様に下っ腹が出てきていて、偏った食事と過食が原因では?と思ってます。

2月から先行して、ヘルパーさんに食事のサポートをしてもらっていますが、デイサービスの回数を増やせば、その負荷分散にもなります。他にも妹が忙しくなって、実家に行けない日も増えそうですし、わたしの見守りカメラのチェック回数もうなぎのぼりです。

さらにひとりで家に居ると、どうしても昼寝の時間が増えてしまいます。昼寝後は昼夜逆転が起きやすく、ひどいときは夕食後のうたた寝の後で、夜なのにデイサービスの準備をすることもありました。デイに行けば昼寝はせず、生活リズムが正常になるので、夜もしっかり眠れます。
要介護3になっても、在宅介護を続ける決意をしつつ、こうした事情をケアマネさんやデイの所長さんに話したところ、それなら回数増やしたほうがいいねとなって、週3回になりました。

今回のケアプランの見直しで、母の下っ腹が凹むとうれしいのですが、バランスのとれた食事になるでしょうし、生活リズムも整います。何よりわたしの見守り負荷も減ります。

いいことだらけのように思えますが、当然お金はかかります。さらにヘルパーさんがデイの送り出しに来る前の早朝の準備を遠隔でやる日が増えるので、若干大変なところもあります。

3月から新ケアプランをスタートさせて、もし不具合等あったら変更を加えていく方向でケアマネさんとも話しています。このケアプランを、数年単位で継続できるといいなぁ。さてどうなるか??

音声配信voicyの最新回は、もしヘルパーさんがお休みになったら?というお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか