勝手な予想ですが、数年後にはこういう ”認知症ケア” も登場しているんじゃないか?という未来予想図です。
BSでたまに無料放送しているルパン三世。何度も何度も再放送されましたよね?その中で 「ヒトラーの遺産」 という回を見て、かなり飛躍した事を思いつきました。
ルパン三世 「ヒトラーの遺産」 のあらすじ
ヒトラーの遺産を手に入れたいルパン一味は秘密警察の老人を誘拐して、遺産のありかを吐かせようとします。しかし40年も前のことなので、老人は遺産のありかを覚えていません。そこでルパンは、映画を撮ることを決めます。
ルパンがヒトラーに変装、周りの環境も当時そのままに再現し、その中に老人も当時の衣装(下の絵参照)を着せて登場させます。
ヒトラー(変装したルパン)が、
「わたしの遺産はどこにある?」
と聞くと、忘れていたはずの老人はこう答えます。
「はいっ、地中海の海底に埋めました!ハイル、ヒトラーー!」
忘れていたはずなのに、本物のヒトラーと勘違いして遺産のありかを言っちゃうんですよね。この話のオチですが、引き上げてみたら遺産はヒトラーの小さい頃の悪い点のテストが入ってて、あれれ・・っていう・・・
これって今の技術なら、現実化できる!
老人が認知症なのか、記憶喪失なのかはモンキー・パンチ先生にしか分かりません。
日々認知症スイッチが入っているわたしは、
「この話、今なら現実化できる!」
って思ったんですよね。何で実現するかというと、今最も熱い技術のVR(バーチャルリアリティ:仮想現実)です。マウントディスプレイ(下写真)をセットして、この中を見ることで現実のような感じを得られるというものです。
出典:http://www.oculus.com/rift/
これをゴーグルのように装着して周りを見渡すと、動いた方向とリンクして景色も動きます。ゲームショーで最も話題になりました。このマウントディスプレイを認知症の人に装着して、いろんな事ができると思うんです。
VRの認知症ケアへの活用法
1.回想法とVR
認知症の人の学生時代の思い出、住んでいた街並み、出会った人々、若い頃にやったスポーツなどをVRの世界で再現します。介護施設等で行われている回想法よりも、脳への刺激はかなり強くなると思うんですよね。リアリティ感が尋常じゃないので。
2.音楽療法とVR
母はいろんな事を忘れますが、わたしと行った大ファンの舟木一夫コンサートは記憶に強く残っています。認知症の人が大好きな歌手のデータを、VRで再現します。
手足が不自由でコンサートに行けない人、寝たきりの人にまるでコンサートに行っているかのような臨場感を演出できます。
VRを使った認知症治療ってどうでしょうね?(誰に向かって言っているのか、よく分かりません・・・)
VRってどんな感じか?よく分かる動画を添付します。その場で小さくジャンプすると、成層圏までジャンプして地球を見下ろす感覚になるという面白動画です↓(ホリエモンチャンネル(VRプロ編vol.1))
VRを使った認知症治療、、
で思ったのは、同じことを何回も繰り返す人に対応して、
話を聞く(返事をする)機能がつくと良いな~、と。
回想的なVRを見せている間「そうだったね~」とか「そうそう」とか、
人工知能で対応できそうな予感がします。
(しかしそうなると、機械に任せて!とかTV?にお守りさせて!とかいう意見が出てきそう)
でも繰り返し、は受ける方のヒットポイントにジワジワ来るんですよねぇ・・。
amyさま
いつも ”気づき” を与えてくれるコメント、ありがとうございます!
それ思いつきませんでした、でもあったらいいですよね。
機械に任せて!とかいう意見が出るレベルまで、この仮説が進歩してくれたらいいんですけど。
電子書籍のように自分で行動してみれば?って、自分自身に言う事もあるんですけど、ハードルがかなり高い
ので、とりあえずはハコスコというお手軽VRを試すことにしました(笑)