前回、認知症の母に常時リハパンを履いてもらう話をかきました。
それに伴い、洗濯機をロックすることにしました。その理由とは?ベビーガードで洗濯機をロックした
母はリハパンを普通のパンツと思っていて、失禁したあとにしれっと洗濯機に入れます。そのまま洗剤を入れて洗濯機を回すことがあり、洗濯槽と洗濯物には透明な吸水ポリマーがびっしり。
何十年も洗濯をしてきた母。どんなに認知症が進行しても、洗濯の習慣はしっかり残っています。できることは最期までやってもらう思いで母に洗濯をお願いし、何度も尿パッドを洗われ、洗濯槽の掃除を10年近く続けてきましたが、オムツやリハパンはポリマーの量が違います。
洗濯のやり直しに2時間以上時間を取られる地獄が待っているのは、わたしだけではありません。ヘルパーさんに洗濯をお願いするようになり、1時間しかいないヘルパーさんが洗濯機を開けて、ポリマーまみれだったら洗濯は諦めるしかないのです。
今までは貼り紙をしたり、口頭で言ったりすれば理解してもらえる時期もありました。しかし認知症が重度まで進んだ今は、何を言ってもダメです。ベビーロックは正直気が進まないのですが、住み慣れた家で介護を続けていくためにはやむを得ません。
Amazonで、赤ちゃんのいたずら防止用のベビーガードを購入しました。1680円で8本も入ってました。これを洗濯機のふたと本体に貼り付けます。
鍵タイプと悩んだのですが、母は手が不自由でこのロックを外せないと思ったのと、ヘルパーさんとのやりとりで鍵を紛失すると思い、つまんでロックを解除するタイプにしました。
両面テープで貼りつけ、1時間程度待って完成です。ロックをしてから母は、洗濯機の中にリハパンを入れることはなくなりましたし、もちろん洗濯もしていません。
洗濯物が見える洗濯かごに変更
さらに洗濯機の隣にある洗濯かごも新しくしました。なぜ新しくしたかというと、前の洗濯かごは中が見えないタイプで、母がお風呂場で便失禁したあとトイレットペーパーで拭いて、それを洗濯かごに入れ、しばらく気づかないことがありました。
わたしもかごの中までよく見ていなかったので、気づいたときは地獄絵図。汚れたパンツを隠す方は多くいますが、あの感覚なんだと思います。そうならないよう、メッシュタイプの洗濯かごをAmazonで5500円で購入しました。
介護の洗濯環境を改善したらラクになった!
今まで母は、失禁で汚れた洗濯物(オムツや尿パッドも含む)を洗濯機の中に放りこんでいました。さらにトイレットペーパーをポケットにたたんで入れて持ち歩く習慣のある母は、ひとりの時はそのまま洗濯していた時期もあります。
ポリマーや紙くずが洗濯物につかないだけで、介護はだいぶラクになりました。ただロックを使うということは、母が自分で洗濯する機会を奪うのと同じです。でも10年以上、ポリマーとトイレットペーパーに翻弄されながら介護してきたし、ギリギリまで母に洗濯をやってもらったので、これでよしとしましょう。
音声配信voicyの最新回は、NHKスペシャルを見た感想です↓
今日もしれっと、しれっと。
吸水パッドに気づかず洗濯してしまっても、かなりショックです。。
ポリマーは塩を洗濯機に入れて洗うと、大体溶けてしまいますよ。そのあとで、再度水だけで回さないと洗濯機を傷めますけどね。
もしご存知ないようでしたら、お試しください。
匿名様
ありがとうございます、まさにこちらの記事ですね↓
https://40kaigo.net/care/home-care/18439/
何度もオムツや尿パッドを洗濯をするようになると、ベビーガードのほうがよさそうです。