認知症の食べこぼし対策に使い捨て介護用エプロンが正解だった話

介護用エプロン 使い捨て

おそらくですが、認知症が進行した影響で母の食べこぼしが増えました。テレビを見ながらご飯を食べると、ほぼ100%こぼしてしまうのは空間認識能力が低下しているのと、デュアルタスク(同時に2つの動作を行う)が難しいのだと思います。

着ている服はもちろんのこと、こたつ布団を何度も汚していて、ウェットティッシュですぐ拭き取るようにしていますが、ミートソースをこぼすとなかなか取れません。

コタツ板をずらして母の体に密着させる作戦

これまでやった食べこぼしの対策は、コタツの上の板をずらして母の体にぴったりつけた状態で食べてもらうというものです。わたしが体重をかけてコタツ板を押さえるのですが、下手すると皿ごと落下しそうになります。

あとテレビを消して、食事に集中してもらう日もあります。これで食事のスピードはアップしますが、食べこぼしは減りません。いろいろ試したわけですが、食べこぼしの頻度が増えたので、素直に介護用エプロンを買うことにしました。

Amazonベストセラーを素直に購入

介護用エプロンは繰り返し使用するタイプか、使い捨てかになるわけですが、わたしはラクしたいので、使い捨て一択でした。選んだ商品はAmazonベストセラーと表示された、プラスハートさんの『使い捨て食事用エプロン フラットタイプ 60枚入 透明 食べこぼしキャッチ』。

介護用エプロン 使い捨て
使い捨て食事用エプロンフラット

1箱694円、1枚あたり約12円でお安く、透明のほうが母が汚れに気づかないと思ってこちらにしました。汚れが目立つと母は気にして、食事が進まなくなるだけでなく、さらにこぼします。

介護用エプロンを使って意外な気づきを得た

介護の消耗品として、食べこぼし防止になるだけと思って、ブログ記事にするつもりはありませんでした。でも母と一緒に食事をしてみると、意外な気づきがあったのです。

だいたいこぼすので、わたしは母の一挙手一投足を気にしながら食事をしていました。「ちゃんと見て」と声を掛け、テーブルの位置を変えたり、皿の位置を修正したり。

要は、自分の食事に全く集中していなかったのです。でも介護用エプロン1枚用意するだけで、わたしは「こぼしても大丈夫」と思えるので、食事中の介護ストレスから解放されたのです。

本当にちょっとしたことなんですよね。たった12円でこれだけストレスが減るなら、もっと早く使うべきでした。1日3枚使うので、追加発注しないと!

今日もしれっと、しれっと。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
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