要介護4の新ケアプランスタート、介護への変化は?

認知症の母は要介護4になり、新しいケアプランが6月からスタートしました。

大きな変更点は、デイサービスの回数が週3回から週4回に増えたこと。それに伴いヘルパーさんに来て頂く時間帯を変え、他の変更はありません。

日中の時間帯はデイの方が見てくださるので、東京に居るわたしはより安心できています。ただわたしの介護がラクになったかと言えば、デイに行ってる数時間だけです。実はそれほど大きくは変わりません。

デイ以外の早朝や寝る前の見守り時間は、どんどん増えています。在宅で粘るために必要なことなので、自分がストレスにならない程度にチョイチョイ映像を見ながら、録画された映像データも活用して母の動きを見ています。

たまに介護職の方と母とのやりとりをカメラで見ているのかと質問されるのですが、人が居るとき=わたしがカメラから解放されるときなので、むしろ介護職の方がいらっしゃったことを確認したら見守りを止めて、仕事を始めたり、外出したりしています。

母の生活リズムが良好に!

新ケアプランになって、母の生活リズムが改善されたのは大きいです。生活のリズムができれば、昼寝をし過ぎない。昼寝をしなければ、昼夜逆転も起きないので、わたしも安心して眠れます。デイでシャンとして起きているから、夜もぐっすりです。

デイの準備をしなきゃという思いだけで、母は家の中をウロウロする時間が増えます。顔を洗って、自分の顔を見て、居間や寝室を何往復もして。一見ムダな動きのように見えますが、このおかげでかろうじて歩けているとわたしは思っています。

そろそろ熱中症の心配もしないといけない時期です。基本はスマートリモコンでエアコンの温度設定をしっかりやって母を熱中症から守るだけですが、これもデイが週4回になったことで昨年よりも安心できます。

新ケアプランが始まってまだ半月しか経ってないので、わたしの生活リズムも順応していませんが、少しずつ慣れていくと思っています。あとは実家に帰ってみて、今回の変化をどう感じるかですよね。

音声配信voicyの最新回は、わたしがチョイチョイ愚痴っている話をしてます↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか