少し早かったのですが、母とわたし2人で毎年恒例のBirthday Partyをやりました。
過去5年の誕生日記事を集めてみました。毎年お寿司とケーキでお祝いしているのですが、ケーキはホールケーキからショートケーキに変わり、すし屋もいろいろ変えています。
最近では、記事タイトル下の写真のように、ナンバーキャンドルで年齢を表す工夫もするようになりました。
当初は、Birthday Partyで母の記憶にくさびを打つ!みたいな考えがあったのですが、今はそういう思いもなく、しれっと開催しています。ろうそくの火のように、母の記憶もすぐ消えてしまうので。
今回は特上寿司を出前で取ろうと電話したら、「今日は夜の部だけお休みです」と。ランチ営業だけの寿司屋ってあるの?と思いながら百貨店へ行き、お寿司とケーキを買って、自宅に戻りました。
その日は暑かったので、母はレディーボーデンの小さなアイスを食べ終わっていて、その2時間後から、誕生日をしれっと始めました。
母はひとり暮らしで、料理もなんとか作っていますが、何年かしたら、おそらく最後の砦である料理もできなくなると思っています。そんなレベルなので、普段の食事は決していいものではなく、わたしが帰省したときくらいは、外食に行ったり、寿司を食べたりして栄養補給をしております。
Happy Birthdayを母ひとりのために歌うのはさすがに恥ずかしいので、恒例のYoutubeの歌詞入りHappy birthday の曲を流して、ろうそくの火をフーっと母に消してもらいました。
アイスを食べてお腹いっぱいだったせいか、12貫のお寿司がどうにも多いと感じる母。
お腹いっぱいらしく、ケーキまでたどり着けない様子。
お寿司も最後の2貫はシャリは食べずに刺身で食べて、パーティは終わりになりました。
そして、2時間後・・・。
認知症介護のお手本のような展開に。
認知症の人に何か言っても伝わらない、どうしても嫌がる場合、少し時間を置くという方法をいつものように実践したら、母は喜んでケーキを食べてくれました。
こうやって来年も再来年も、家で誕生日ができるといいなぁと思っています。76歳を無事迎えられて、よかったです!
今日もしれっと、しれっと。