介護的に岩手の実家ではゆっくりトイレが使えない

岩手の実家のトイレに居た時のこと。

くどひろ

実家のトイレって、何か落ち着かないよな。そっか、これが理由かも!

スマホを起動して、すぐメモしました。今日はそのネタです。

意外と読まれた便座汚しの記事

便器ではなく便座が便で汚れる問題の記事を書いたところ、4人の方からご意見を頂き、大変参考になりました。

実家のトイレを使う前から、便座チェックをしないといけないので、落ち着きません。しかしこれはもう、つきあっていくしかない!

でもわたしが便座に座ったあとも、全く落ち着かないのです。これは親子だからしょうがないのかもしれないのですが、わたしがトイレに入るとなぜか、結構な確率で母がトイレにやってきます。親子って、便意のリズムまで似る?

母がトイレを使いたいときは、わたしがどんな状態であっても切り上げて、母にトイレを譲らないといけません。理由はいろいろありますが、まずは失禁です。

母が便座にたどりつけずに失禁すると、リハパンが助けてくれる場合もありますが、ズボンなどが大惨事になることもあります。だから自分は我慢してでも、母を優先させておけば、失禁の後処理は最小限で済みます。

あとは母の手足の不自由さですよね。気合いを入れないと立ち上がれない母が、フラフラと壁伝いでトイレまでやってきます。やっとのことでトイレにたどりついたのに、わたしが使っていたら母はまた居間までフラフラと戻らないといけません。

だから足音がしたら、すぐ止める気持ちでトイレに入るようにしていて、いつでもすぐ譲れる感じでトイレを使うから、全く落ち着かないのです。

60年近く住み続けている家だから、認知症が重度まで進行しても自分の力でトイレに辿り着けると思っているのですが、最近若干怪しくなってきたところもあります。お風呂場に行こうとしたり、若干迷ったりすることもあります。

そうなると時間をロスするので、尚のこと、母が来たらすぐトイレを譲る必要があります。もうちょっとしたら、トイレの場所を示す貼り紙が必要になるかもしれません。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか