5月10日。39℃の高熱で病院から戻ってきた母を車から降ろし、寝室まで抱えて寝かせました。
母の体は熱くて、さすがにかわいそうと思えるレベルだったので、優しい声掛けをして寝かせ、教科書に書いてあるような理想の認知症介護になりました。
母は熱にうなされているのか、いつものようによく分からないことを言っているのか判断できませんでしたが、とにかく見た目は相当かわいそうな状況で、自然と優しさが溢れたのだと思います。
高熱の母が同じ話を何度繰り返しても笑顔、坐薬を入れて熱が急に下がって自由に動き出したときも笑顔で、いつもなら注意するところですが、すべて受け入れました。
こういう認知症介護がずっとできたらいいのにとも思いましたが、母が元気になるにつれ、ワーキャー言ういつもの認知症介護に戻っていきました。そうなるのもしょうがないと思っていまして、あまり自分を責めないと決めています。
言葉は多少悪くなったとしても、介護自体はしっかりやっている。介護者として余計な罪悪感を持たないために、いつも自分にそう言い聞かせています。
39℃の熱の原因は?
医師は風邪と診断しましたが、コロナとインフルの検査、お薬の処方のみだったので、他の検査はしていません。
訪問看護さんの意見と日常生活の様子を見ていたわたしの見立てでは、盛岡の朝夕の気温差に母の服の調整が合わなくて風邪をひき、そこに尿路感染も加わって、急に熱が急上昇したのだと思っています。
盛岡の朝の最低気温は7度、日中は25度で温度差が激しいのです。母は寝るときに暑い暑いといって服を脱いで布団に入りますが、朝には寒くなっているわけです。でも認知症で気温の変化も天気予報も分からないので、その時暑ければ脱いで、寒ければ着る。そんな感じです。
真夏や真冬は熱中症や寒さのリスクが高まって注意していますが、こういう季節の変わり目も結構難しいと思っています。1日の中で着る服をうまくコントロールできればいいのですが、遠距離介護ではそれも難しい。
あと尿路感染については、通っているデイサービスで陰部洗浄をマメにしてもらうしか方法がないと思っています。何度言っても、トイレットペーパーを股に挟む習慣は治らないし、今後も続けるでしょう。
リハパンを尿で汚さないためにトイレットペーパーを挟む認知症の人は多いと、デイのスタッフさんも看護師さんもヘルパーさんも言います。
あれをやられると尿で紙が溶けるので、股に大量に付着します。リハパンだけなら尿を吸収して股に戻らないようにしてくれますが、ずっと股のところに尿を含んだ紙が残り続けるので、尿路感染につながってしまうんですよね。
久しぶりに優しい介護者になれてよかったと思いながら、その効果は長続きしないこともよく分かりました。こんなんでも、日々介護者として成長していると思ってます。
今日もしれっと、しれっと。

いつも本当にお疲れ様です。
尿路感染、私の母も施設で、食事と水分がうまく摂れなくなった時になり、血尿が出ました。
施設の担当医師が、私が前々からできるだけ薬を増やしたくないと言っていたことと、抗生物質で背中にびっしり湿疹が出たことで、おやつにクランベリージュースはどうですか?と提案してくださり、私も膀胱炎にクランベリーが良いことは昔から知っていたので、すぐにお願いして、飲ませてもらい、間もなく尿路感染もすっかり治ってしまいました。
今でもおやつに飲んでいます。
それから、お尻に3つあった褥瘡もクランベリージュースとはまた違う方法で、今は1つになり、それもかなり治るところまでいっています。
色々方法がありますね。
お母様、お大事になさってください。
小畑さま
クランベリージュースの情報、たくさん出てきました。
遠距離介護なので、ちょっと工夫しながら試してみたいと思います。
ありがとうございます!