10月6日(水)午前2時46分。岩手県沖で地震が起き、実家のある盛岡市は震度5弱でした。翌日の夜には、東京でも同じくらいの地震があり、わたしも飛び起きました。
2021年は大きい地震が多いなと思ってまして、1番ビックリしたのは2月19日の岩手の地震です。まさか東北新幹線が2週間近く不通になるなんて思ってもおらず、9年の遠距離介護の中で初めて、飛行機で帰京しました。5月1日にも実家に居たとき大きな地震があって、いずれも被害はありません。
地震の際の遠く離れた親の安否確認
実家で大きな地震があった場合、まずはスマホの見守りカメラをタップするところから始めます。
タップして映像がつながらないようだと、ネットが切断されるほどの大きな地震ということです。東日本大震災以降、そのような状況は一度もありません。まずは見守りカメラの映像がつながるか、つながらないか、これが大きなポイントです。
次に実家にある4台の見守りカメラを順番に見ていき、被害状況を確認します。床にモノが落ちていることはありましたが、ほとんどの場合は映像上変化はありません。
母親の姿も確認しますが、カメラがつながった時点でかなりホッとしているので、流れで確認するレベルです。
可能性としてあり得るのは、タンスが倒れて下敷きになるとかですが、タンスの倒れる位置で寝ていないので、こちらもあまり心配していません。
ネット接続ができないレベルの地震の場合、電話もつながりません。そうなると東日本大震災のときのように、連絡手段が復旧するまで待つしかありません。わが家の場合は、まずは岩手にいる妹とやりとりするところから始めると思います。
大きな地震があっても忘れてしまう
認知症介護ならではの大きな特徴をひとつ。
母はよくも悪くも、地震があったことをすぐ忘れます。おそらく地震発生から、数分後に。なので、多くの人が感じる「余震、また来るかも?」という不安がありません。不安がないのはいいことですが、警戒心がないということでもあるので、介護者としては不安です。
地震直後にテレビをつけ、震度や被害状況を知らせるニュースを見ると思うのですが、夜間の場合、母はニュースを見ないでそのまま寝てしまいます。なので、電話で「大丈夫だった?」みたいなやりとりをすると、かえって母を不安にさせてしまうので、いつも見守りカメラの安否確認のみです。
朝になって、「なに、盛岡で震度5の地震があったの!」と初めてのことのようなトーンで、何度も何度もわたしに言ってくるのが日常になってます。(実家に一緒に居るとき)
実家は築50年以上なので、震度5弱は震度6や7に感じます。ガラス戸がめちゃめちゃガタガタいいますし、耐震基準を満たしてないので、倒壊するんじゃないかという不安が大きいです。
今から耐震診断してリフォームすべきなんでしょうけど、母が介護施設に入居する可能性はゼロではないので、その時の費用を考えると工事に踏み切ろうとはなかなかなりません。一応、東日本大震災は耐え抜いた実家ですが、その影響がどこかに出ているかもしれません。
見守りカメラがあると、地震のときにすぐ安否確認ができて本当に助かります。ひょっとすると、電話がつながりにくくなるような状況であっても、ネットさえ生きていれば、すぐに見守りカメラで安否確認ができるメリットもあります。
電話がつながらない、連絡がつかない、どうしようどうしようと言って、しばらくの間不安な時間を過ごすご家庭も多いと思うのですが、わが家は見守りカメラのおかげで、すぐ解決します。
本当に便利な世の中になりました。ありがとう!と言いたいです。
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今日もしれっと、しれっと。
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