2013年3月21日に立ち上げた介護ブログ『40歳からの遠距離介護』は、2023年3月21日で10年を迎えました。
まさかこんなに長く介護が続くとは思っていなかったし、ましてや介護ブログも続いているとはって感じです。節目の10年を迎えられました、読者の皆さまありがとうございます!
このブログはわたしの人生を大きく変えた
2013年3月1日。
祖母が病院のベッドから転落して大腿骨を骨折し、手術を受けました。無事手術を終え、病院の駐車場の車の中でわたしは、
40歳男性で、遠距離介護の発信をしている人はいない。発信を続けたら、今後誰かの役に立つかも!
なぜかモチベーションがすごくて、20日後には介護ブログ『40歳からの遠距離介護』を立ち上げていました。そこから3か月はほぼ毎日記事を書き、誰にも読まれない中でせっせと記事貯金を作りました。
その後週3回の更新を続けてきたので休まず続ければ、1年52週×週3回×10年=1,560本の記事になりますが、合計で1,617本あるのは前半の貯金が理由です。
年末年始やGWにブログメンテナンスをしているので少しのお休みはありましたが、数字が示すとおり、介護者のわたしも大きな病気をしなかったので、なんとか10年続けられました。
母の認知症は思いっきり進行していますが元気ですし、未だに遠距離介護を在宅で続けられているのが奇跡です。
ブログのロゴはランサーズで外注したのですが、作成者の想いを10年ぶりにご紹介します。
遠距離介護の実態に関しては私の経験等での判断ですが、両親や家族と離れ都会(街)で暮らす当事者が多数であると思います。個人ブログである事を「手書き風」に表し、故郷をイメージした自然風景で表し、「一人で悩まない」から、飛ぶ花々はブログからのメッセージを孤立した「人=鳥」へ飛ばしています。その背景は「太陽の輝き&虹」のイメージで包み込んで、「希望=道は開ける」を表現しました。
ブログタイトルどおり、40歳から遠距離介護を始めたわたしは50歳になり、69歳だった母は79歳に。初期の頃にブログにコメントをくださっていた方々はきっと、介護をご卒業されていると思いますし、新しく介護が始まってこのブログに入学された方も多いことでしょう。
わたしの肩書きから、「ブロガー」は消えていません。本の出版や音声配信パーソナリティ、講演など仕事の幅は広がりましたが、それでもメインはやはりこの介護ブログなのです。
ブログ10周年を迎えたのでデザインを少し替えました
- バナーに10周年のマークを小さく追加した
- スマホのトップページ表示を2カラム形式に修正
- GWに読者の皆さまには分からない、内部的な修正をする予定
羽生善治九段の言葉を胸に
将棋の藤井聡太六冠と激闘を繰り広げた、羽生善治さんの本『決断力』(角川新書)にあるこの言葉が好きで、ブログが続けられなくなりそうになったら、いつも思い出すようにしています。
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
引用元:決断力(角川新書)
能力的に不足しているところだらけですが、この才能だけは持ち合わせているかもしれません。じゃないと10年も、ブログを続けられないですよね。
母の介護が続く限り、わたしが生きている限りはこのブログは続いていきますので、11年目も皆さまよろしくお願いします!
そして音声配信voicyはまだ3年目ですが、この言葉を胸になんとか配信を休まず続けています。フォロワーさんは1900人強です。
このブログでvoicyを聴いている方も多いと思いますが、可能であればスマホアプリをダウンロードしてフォローして頂けると、voicyでやれることが増えるのでブログ11年目を機にぜひ!
voicyでも介護ブログ10周年について、別の切り口で語っているので聴いてください↓
今日もしれっと、しれっと。
【2024年講演会予定】
10/19(土)宮崎県えびの市 → 講演の詳細・お申込みはこちら
10周年おめでとうございます。
「いつか誰かの役に立つ」 本当に日々助けていただいています。
52歳の夫が認知症と診断されて、我が家も今年で10周年を迎えます。
くどひろさんのブログを読んで、「お祝いしよう!」と、気がつきました。
voicyも聴かせて頂いています。
先日から白土先生のメルマガも読ませていただいています。
介護に困ったら、過去記事を検索しております。
感謝感謝です。
どうぞお体に気をつけて、ずーと続けて下さいね。
マルコさま
周年にいつもお祝いのコメント、ありがとうございます!
白土先生のメルマガも! ずーっとブログ続けられるよう、しれっと書きますね。
工藤さま
10周年おめでとうございます。
何かのきっかけから訪問して1年ほど。
主人と義母の年齢や状態が酷似しており、少し先を見ているようで、アップされる記事に大きくうなずて参考にさせて頂いております。
また新たな困り事が出た時も、過去の記事から探したりして、とても勇気づけられます。
自身のお身体やご家族の方々もご無理なさらず、お母様も緩やかに穏やかに過ごせますよう応援しております。
当方は遠距離とはいえ在来線で2時間強なので工藤さんほどではありませんが…これからも頼りにしております!
たくみのさま
ありがとうございます!認知症介護のリアルな発信で救われる人がいると思うと、モチベーション上がります。新幹線で2時間のほうがラクだと思います。在来線2時間のほうが大変ですよ、お役に立てているようでよかったです!