GW中にあった母のリモコン誤操作
ゴールデンウィーク中に岩手の母から、東京に居るわたし宛に電話がありました。
電話をしてくる人は、今となっては母のみです。介護者あるあるですが、電話が鳴るたびに毎回ドキドキしませんか?何か起きたんじゃないかって。ほとんどメールやLINEでのコミニケーションが主体となった今、たまになる電話に緊張します。
こういう電話は、ここ3年で10回目くらいだと思います。エアコンのリモコンを誤操作することもありますが、今の母は暑い寒いが分かるので、夏に暖房をつけた時は間違いに自分で気づきます。もし今後エアコンの誤操作が増えてきたら、下記記事のように対応するつもりです。
10回も誤操作があると、対処方法を考えるもの。うちではこのようにしています。
シンプルなリモコンに変える
母が誤操作するリモコンの筆頭は、やはりテレビです。赤、青、緑、黄ボタン、番組表ボタン、データボタン、設定ボタン、画面表示ボタンなど、認知症の人にとっては酷な世界がリモコン上で広がっています。
以前の母は、テレビが映らなくなると、いろんなボタンを押しまくりました。なので、さらに設定が変わってしまい、電話ではどうすることもできない状態によくなりました。
うちは遠距離介護なので、まずは近くもないけど私よりは近くに住んでいる妹を車で実家に派遣、リモコンの設定を直してもらい、それでもだめならわたしが数日後に行って、設定を変更するということをしておりました。
そもそもテレビのリモコンのボタンは、母にとっては使わないボタンだらけ。その使わないボタンをなぜか押してしまって、テレビが真っ暗ということがよくあったので、ボタンが少ないタイプのリモコン(記事タイトル下の写真)に変更しました。
リモコンのボタンが多過ぎて、テレビを見る気も失せて昼寝ばかりするようになり、寝たきりへ・・・なんてことも十分あるので、リモコンって実は注意すべき道具のひとつですよね。
このリモコンにして、誤操作する回数は減りました。これで誤操作問題から解放されただろうと思っていたのですが、それでも誤操作が起き、その都度電話が何回も鳴ることがあります。それで次なる策も検討しました。
ボタンをくりぬく?ボタンのキーロックをする?
これら対処法は、試そうとしたけどやっていません。使わないリモコンボタンのゴムをくり抜けば誤操作しないだろうと思ったのですが、ゴミなどが入りやすくなって基盤によくないということがネットに書いてあったため断念、テレビリモコンボタンのキーロックは、以前の機種で一部あったようですが、うちのリモコンにはなくてこれも断念しました。
リモコンの写真を撮っておく
今回のGW中に起きたリモコン誤操作は3分で決着したのですが、その理由がリモコンの写真を撮っておいたことです。
妹が何度か対応しているうちに、ほとんどの誤操作はBSボタンをつい押してしまうことが分かりました。リモコンの写真を撮っておくと、母に説明するときに、次のように伝えることができます。
高齢者の方や認知症の方にはリモコンボタンの字が老眼で見えなかったり、ボタンが多過ぎて電話ではどこのボタンを言っているのか分からないことも。それでわたしはリモコンの写真を見て、ボタンの位置を具体的に指示をした結果、3分で決着しました。
ひどい時は数日間、電話が鳴りまくることもありましたが今回はたったの3分で、問題解決!写真を撮っておいてよかった~と心から思ったGWでした。
ちなみに介護用品として開発された、Panasonicのこんな超シンプルなリモコンもあります。
今日もしれっと、しれっと。
先日TV拝見しました!今度は全国放送されるんですね!
流し台に食材を揃えておくとか、随所にご本人には気付かれないような工夫やサポートがあり感心しました。
介護真っ只中の方も、これから介護が始まるかもしれない方も、くどひろさんの介護のコツを参考に、介護する側もされる側も幸せであるような介護ができるようであってほしいと願っています。
1人でも多くの方に届くよう、これからも色々な媒体を通じて発信してくださいね。期待しております‼︎
上原アナの天気予報 、検索してみて楽しかったです。教えて頂いてありがとうございました!
yk ismさま
ご覧頂き、ありがとうございました!
個人的には「おばんですいわて」のほうが、尺が長くてより伝わったと思います(全国では流れません)
そうですね、食材のシーンはこれで4人目ですね。なぜ福田パンも台所に並べたのとか。並べ方にも意味が実はあったりします、認知症介護の視点で。
上原アナは岩手の宝ですね。
リモコン誤操作に対するささやかな抵抗として、触って欲しくないボタンにマスキングテープを貼って”触らない”と書いてます。(それでも押してしまうことはありますが…)
うちのリモコンは説明書きも含めてマスキングテープだらけです。