介護ブログもさらに厳しい時代に

ノートパソコンを操作する女性

みなさんはgoogleの検索結果が、定期的に大きく変動していることを知っていますか?

2020年は1月に1回、GW中にも大きなアップデートがされました。年数回の単位で行われ、その都度検索順位が大きく変動します。twitterで「コアアップデート」と検索すると、多くのブロガーの皆さんがアクセスが激減したと阿鼻叫喚されております。

このツイートは介護ブログにおいても、同じ状況です。大手企業が運営する介護系サイトばかりが上位表示されるようになり、介護の生の声が拾えません。

このアップデートのメリットは、最初に「認知症」や「介護」と検索したときに、「割と」間違いのない情報へアクセスできることです。一時期、トンデモサイトが上位を占めていた時期があったため、厳しいアップデートが繰り返し行われました。

介護経験の長い人なら分かると思いますが、大手企業が運営する介護情報だけでは物足りない時期が必ずやってきます。信頼性はあるのですが、同じ情報ばかりが並んでしまい、見る気が失せるのです。そういう情報はもういいから、他の介護者の小さな工夫や生の声が知りたいと思っても、なかなか検索結果に表示されないのです。

わたしのブログの被害状況

今回のGWのアップデートよりも数年前から、わたしのブログは大きく影響を受けています。

検索結果からわたしのブログを訪れる人は、ピーク時の2割もないかもしれません。一見さんが8割も減ると、ブログトータルのアクセス数も減ります。それでもブログが存続できている理由は、単純に介護について発信するのが好きで、長年にわたって読んでくださる読者の皆さんがいるからです。

頭をガツンと殴られるようなダメージを何度も何度も受けて今があるので、最近はアップデートがあっても、トータルのアクセス数にあまり影響しなくなりました。

こんな状況でどうやって新規のブログ読者を獲得しているかというと、書籍を購入した方、図書館でわたしの本を借りた方、SNS、新聞記事、講演会に参加された方、介護ポストセブンなど、検索エンジンに依存しないところで獲得しています。

新規のブログ読者の方がどれくらいいるのかは、アクセス解析をすると分かります。わたしのブログはリピート率が異様に高く、介護で悩んだときに見返してくださるので、本当にありがたいです。

それでも検索結果で上位表示されたほうが、ブログにとってはもちろんいいので、小さな努力はしています。しかし、介護の分野は特に上位に表示されにくいカテゴリに属しているので、個人ブログでは太刀打ちできない部分もあります。

検索エンジンに依存しない、読者の獲得がさらに求められる時代になってきました。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

私は、くどひろさんのブログに本当に助けられてきました

感謝しても感謝しきれないほどです

一度くどひろさんのブログのお世話になれば
そのありがたみがわかります

多くの人が、くどひろさんのブログに励まされています

コロナのせいで大変な打撃を受けられて、心が痛みます

どうか、 ご自分のなさっていることの 社会的貢献の大きさを忘れないでください

ままりんさま

ありがとうございます!!

自分の好きで発信していることが、誰かの役に立っているなんてうれしいです。結果として、社会貢献につながっているといいですね。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか