岩手に居る妹から「母の寝室がおしっこ臭い、特に押し入れが臭い」というLINEをもらいました。
実家に到着し、母の寝室に入ると、確かにおしっこのニオイがします。おそらく夜間の失禁でシーツやふとんが汚れているのだろうと思って、あまりやりたくはないのですが、シーツやふとんを1つ1つ「クンクン」してみました。
正直、どれもそれほどニオイはしなかったのですが、念のため花王の消臭ストロングで洗濯。天気が悪く寒かったので、室内で灯油ファンヒーターで乾かしました。
数日後、寝室に入るとまたあのニオイが!やはり、ニオイの元を完全に断ってなかったようです。ニオイの発生源はどこなんだ!!
寝室のあらゆるものを嗅ぐ
捜索範囲を広げ、寝室のあらゆるものを「クンクン」しました。シーツやふとん以外で、何が臭うのか全く見当もつかなかったので、とにかく犬のように嗅ぎ回ったのです。
わたしの鼻は、まさかのモノで反応しました。そのまさかとは、まくら。何をどう考えても、まくらとおしっこが結びつきません。
それでもニオイの元は特定できたので、まくらカバーを外しました。カバーだけかと思ったら、まくら自体もくさい!まくらの洗濯表示を見ると手洗いOKだったので、枕の洗濯方法をネットで調べ、お天気が3日連続でいい日を待ちました。
待っている間に母は、寝室横にあるフローリングに池を作りました。池の処理を忘れるほど認知症は進行していて、わたしがいつもようにお掃除しようとしたとき、池のそばになぜかネックピローが落ちていました。
なんでここに?と思って、ピローを持ちあげたら、ズシリと重い!そして臭い! そう、母はぞうきんではなく、「まくら」でおしっこを拭きとっていたのです。ウソでしょ?
まくらとネックピローを、お風呂で消臭ストロングのつけ置き洗いをし、よくすすいだあと、1分くらい洗濯機で脱水して、風通しのいい日陰で乾かしました。1分の脱水でも結構水が抜け、結局1時間近く格闘しました。
まくらのニオイは完全に消えたので解決したかと思いきや、まだ寝室が臭います。さらにクンクンやっていたら、今度は寝室の畳が臭いのです。前回、2月に帰省したとき畳におしっこをした日があり、そこが原因でした。
その際は、リセッシュ消臭ストロングを畳の上に吹きかけ、灯油ファンヒーターで乾かしたのですが、しみこんだ畳までは効果がなかったようです。畳が尿で汚れたときの対処法として、
- クエン酸スプレー(200mlの水に小さじ1杯のクエン酸)を、畳に吹きかける
- 時間が経過した場合、熱湯をかけて拭き取り乾かす
- 畳のクリーニングを依頼する
- 介護畳にする
今回は、①と②をやりました。3か月以上経過しているのでニオイは完全に消えませんが、だいぶ緩和されました。畳を乾かす際はドライヤーと、範囲が広かったので灯油ファンヒーターで乾燥させました。
実は4年前に畳を新調した際、介護畳を検討しました。旅館や介護施設でよく使われる表が樹脂でできている畳で、液体がしみこまないのです。今思えば、あの時に介護畳にしておけばよかったなと、ちょっと後悔しています。
Amazonで置き畳がありますが、わたしが検討したのは畳屋さんで売っていた置き畳ではない、しっかり床にはまる介護畳です。寒さが原因の失禁かと思っていましたが、そうではないようなので次なる作戦を試します。
音声配信voicyは、東京に居るときの遠距離介護の見守りを朝から振り返ってみました↓
今日もしれっと、しれっと。
コメントを残す