東京に居たとき、盛岡のヘルパーさんからこんな連絡を頂きました。
電子レンジが温まらず、おそらく故障しているようです。
在宅介護をしていて本当に感じるのは、家電の故障の多さです。10年以上介護しているからかもしれませんし、認知症の母の使い方が怪しいのもあるのですが、とにかく家電のトラブルが多いです。もちろんトラブル対応は、介護保険サービス対象外です。
実家に到着後、電子レンジの電源を入れると「ヴィーーーーン」という謎の音が。うちの電子レンジはガスレンジの真下にある、ビルドインタイプの電子レンジです。そのため、故障しても取り外しができません。
どうしようか悩みましたが、遠距離介護で滞在できる時間に限りがあるので、すぐにメーカーに問い合わせをしました。また自分が多用している冷凍食品の温めができないのと、ヘルパーさんも使うので、すぐに電子レンジがないと困るという理由もありました。
使っていた電子レンジは、リンナイの電子コンベックという商品です。
交換部品はもうない!
メーカーのお問い合わせフォームに入力している時点で、この電子レンジの部品製造は終了していたことが判明しました。それでもビルドインだし母に触るなといっても触るので、そういった旨をフォームに入力。
しばらく連絡がなく、やっぱりダメかと思ったら携帯に電話が。期待はしていませんでしたが、結局電話のみの対応で修理不可となりました。修理不可とはいえ、ビルドインレンジは残ります。これがビルドインタイプのよろしくないところですよね。
電話でビルドインの電源を抜く方法を教わり、ボタンを押しても反応のない状態になったので、とりあえず母の誤操作や火災の心配は回避されました。
電源を抜いたときに、中を見たら2005年製造と書いてありました。どうやらレンジを18年も使ったようで、よく頑張ったと思いましたがひょっとしたら危ない状態のまま使い続けていたかもしれません。
認知症介護と新しい電子レンジ
次に買う電子レンジは、何がいいのか? わたしの最新刊『親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること』(翔泳社)を読んだ方なら、ピンとくるかもしれません。
母が使わない前提で考えれば、わたしとヘルパーさんだけ使えればいいわけです。高齢者の1人暮らしなので、高機能なものは要りません。
どうしようか悩みましたが、一応母でも操作できるかもしれないダイヤルのシンプルなものにしました。ヘルパーさんも、高齢の方が担当する可能性もありますし。掃除がしやすくて、温まればよくて、オーブンは必要ありません。
近くの家電量販店を回りつつ、今回は同じモデルをヨドバシの通販で買ったほうが安いことが判明しました。うちは車がなく、自転車に積む不安もあって通販で購入しました。東芝のちょっと前のモデルで、17リットルフラットタイプです。
今のところ、母が新しいレンジを操作する気配は全くありません。ただ台所を何周もしながら、目に入ったものを触りまくる習慣は続いているので、いずれ操作してしまうかもしれません。
もし誤操作が発覚したらスイッチ付きの電源タップにして、スイッチを入れないと電子レンジが動かないようにするつもりです。
音声配信voicyの最新回は、介護にもライフハックが必要な現状について語ってます↓
今日もしれっと、しれっと。
ありますね、家電の異常騒ぎ。
もうひとつが電池切れ。
まだ認知症診断前にコンロがつかなくなり、
電話で聞き取りしながら操作させましたが無理でした。イライラしたのを覚えてます。
結果は電池切れ。自分も触った事ないので一から調べて見つけました。
家電ではありませんが、電動のシャッター…時折スイッチに反応せず、その都度初期設定からやっていたのですが、最近、横の手動切り替えのバーを引っ張った疑いが…(確信はありませんが、先日はそれだけで直りました。)
予測つかない電化製品の異常…
自分で電源抜いて、故障と思っていたり…
無くては困るし…電池は早めに交換ね。
あおいさま
そうですね、電池切れありますよね。
最近のガジェットはバッテリー残量わずかのお知らせが来るものもありますが、昔ながらのものはタイミング悪く電池が切れることあります。