先日、見守りカメラで母の様子を見ていたら、台所の壁に掛けてある全身鏡の前に椅子を置いて座っていました。
いつもはファンデーションについている小さな鏡を使うのですが、どこかに片づけて見つけられないのでしょう。やむを得ず全身鏡で、化粧を始めたようでした。
いつもは朝に、顔を洗ったあと化粧をするのですが、この日はなぜか午後に化粧を始めました。時間の感覚が分からずに、デイサービスへ行く準備を始めたのかもしれません。
とはいえ、いつも使っている化粧ケースが映像のどこにも見当たりません。
母が顔に塗っていたものはすぐに分かった
母は顔に何を塗っているのか?
カメラをズームをするまでもなく、すぐに分かったのです。なぜかというと、台所のテーブルの上には見慣れた洗面器が映っていました。その洗面器の中に入っているものは、歯ブラシと歯磨き粉なのです。
そうか、歯磨き粉を顔に塗ってしまったか!それほど驚いたり慌てたりしなかった理由は、これまであった食器用洗剤の誤飲や冷蔵庫の脱臭剤の誤食に比べれば、緊急性はないと思ったからです。変なところで、介護者として強くなっています。
歯磨き粉を顔に塗ったら、おしろいみたいになるのかな? 顔はスースーするのかな? そこで気づいて欲しいけど、たぶん厳しいだろうな? そんなことを考えました。
最近は化粧も怪しいので、わたしが立ち会ってファンデーションや口紅を手渡しするようになっているのですが、遠距離介護なので常に一緒にはいられません。そうなるとこんなことも起きてしまいます。
いっそのこと歯磨き粉も洗剤やしょうゆなどと一緒に隠してもいいのですが、そうすると冷蔵庫にある食材以外は何もない家になってしまいます。当面はこのまま様子を見ますが、もし歯磨き粉を避難させるとしたら、トリガーは大量の誤食かなと思っています。
音声配信voicyの最新回は、舟木一夫コンサートが盛岡であるようで……という話です↓
今日もしれっと、しれっと。
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