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尿漏れと介護負荷を減らすリハビリパンツと尿パッドの使い分け

リハパン ライフリー

わが家では、2種類のリハビリパンツと2種類の尿パッドを使い分けています。なぜこの構成になったのか、ユニ・チャームのライフリーを使い始めた理由などについて、解説します。

わが家のリハパン・尿パッドのラインナップ

  1. (メインリハパン)ライフリー パンツタイプ 長時間あんしんうす型パンツ Mサイズ 30枚 4回吸収 大人用おむつ
  2. (サブリハパン)ライフリー 夜用あんしんパンツ Lサイズ 14枚 5回吸収 (歩ける方・立てる方・座れる方)
  3. (メイン尿パッド)ライフリー パンツ用尿とりパッド ズレずに安心紙パンツ専用 2回吸収 ホワイト 52枚
  4. (サブ尿パッド)ライフリー ズレずに安心 紙パンツ用尿とりパッド 夜用 20枚 6回吸収(パンツタイプ用)
メインリハパンはこちら
サブリハパンはこちら(吸収回数が1回多い)
サブ尿パッド(最も吸収回数が多い)

なぜこの構成になったのか?

メーカーはユニ・チャームのライフリー

最初は、花王のリリーフシリーズを使っていました。ところが尿漏れの機会が増えてきたので、吸収回数の多いものに移行したところ、母がリハパンのゴムの部分がかゆいと言い出したのです。

また履いている姿を見たら、リリーフは若干ですが履きづらそう。それでどのドラッグストアでもだいたい置いてある(私はネット購入一択)ライフリーに変えたところ、手足が不自由で認知症の母でも履けると分かったので、こちらになりました。

まるで下着
最初はリリーフの『まるで下着』シリーズを使用
リリーフ 安心のうす型
尿漏れが増えたのて次はリリーフの3回パンツ

ブログの過去記事で振り返ると、わずか2年でメーカーも吸収回数も変わっていて、これからも変化していくと思います。

リハパンと尿パッドの使い分け

当初は母が汚れた尿パッドを水洗トイレに流すので、尿パッドはデイサービスでのみ使い、自宅ではリハパン単独で使っていました。

でも今はわたしが盛岡に帰省して、在宅介護するときは尿パッドを使ってます。朝は夜間の失禁でリハパンが汚れているので100%交換するのですが、その時は①のリハパンと③の尿パッドの組み合わせです。

③は2回吸収なので、母が一度もトイレに立たなければお昼には尿漏れ確定です。理想のパターンは、お昼に③の尿パッドをもう1回使って、夕方か夜に①のリハパンのみにして就寝してもらえれば最高です。

④の尿パッドを使うタイミングは、待ち時間の長い通院、例えばもの忘れ外来や肛門科の受診のときに使います。5回吸収なので、ある程度は安心です。あとは冬で尿の量が多い夜、遠距離介護を終えて帰京する日も使います。

正直なところ、ここに書いたようなキレイな運用にはならず、便失禁がある日は1日にリハパンを何枚も消費しますし、尿の量も分からないので尿パッドだけの交換で済まないことも多々あります。

わたしの目標は母の尿漏れを減らして、シーツや座布団などへの拡大被害を減らす。そうすれば洗濯の手間が減って、介護負荷が減るはずです。理想はそうですが、完璧にはいきません。それでも工夫を重ねた結果、昔よりはだいぶラクになったと思います。

リハパンや尿パッドの種類を変えるタイミング

まず尿漏れの頻度が増えてきたら、吸収回数の多いものを検討します。ただメーカーがいう吸収回数から1回引いた数字が、わが家では正しいようです。

あと回数が多いから安心というわけでもなく、ある程度尿を吸収すると重さでリハパンが下がって隙間ができ、尿漏れの原因になるので、サイズと吸収回数のバランスの見極めも必要です。

この前間違えて、②のLサイズのリハパンを買いました。サイズが大きいと入っている枚数が減って、割高になります。1パック3000円弱はしますから、本当は尿パッドをうまく使って安く抑えたいところです。

まだ伸びしろ? というか、吸収回数の多いリハパンはありますから、だんだんそちらに移行していくものと思われます。いずれ立てなくなってベッドで寝る時間が長くなると、テープ止めのおむつへ移行していきます。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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