2023年1月から認知症介護をラクにするため、そして在宅で介護を続けるために、冷蔵庫と洗濯機にベビーガードを取り付けた。
洗濯機は母がリハパンを何度も洗濯し、中に入っている吸水ポリマーが大量に出てきて、洗濯槽や他の衣服に付着。復旧にものすごく時間がかかって、あまりに大変だったのでガードした。
設置からそろそろ1年が経とうとしているが、洗濯機のほうは全く問題ない。Amazonで1個あたり210円で購入したもので、コスパは抜群。しかし冷蔵庫のほうは、問題が起きてしまった。
耐久性に難あり?
母は洗濯機の開け閉めはそれほどしないが、冷蔵庫に関しては毎日10回以上、ロックのかかっている野菜室と冷凍室を開けようとする。ロックがかかっているほうが不自然だから、この行動は普通だと思う。
1週間で70回、1か月で280回になるが、ベビーガード側もそこまで何度も開け閉めする想定にはなっていないのだろう。結果として、ベビーガードを止めている両面テープがはがれる。
そうすると母は冷蔵庫の食材を全部出して、居間や台所の上に食材を並べる。料理が出来なくなっても母は食事の準備をするが、食材を並べることで料理が完成したと思っている。
寒くなった今はいいが、問題は夏場。常温に戻した食材が腐る可能性があるし、それを母が食べてしまう怖さもある。
この前は冷凍食品のシュウマイが、1個だけなくなっていた。あれ? と思ったが、残り8個を電子レンジで温めたところ、1度溶けてしまっていてうまく解凍できなかった。
この1年で、5回以上ガードが外れた。5回で済んでいるのなら上出来ともいえるが、わたしたち家族や気づいた介護職の方がベビーガードを貼り直してくれたこともあった。早速、新しい対策を行った。
強力な両面テープで対策
別のベビーガードをつけることも考えたが、超強力な両面テープ(あとからはがせる)に貼り替えた。まだ数週間しか経っていないが、今のところは外れていない。
こちらの両面テープは、前にバッテリー駆動の見守りカメラを車庫に設置したときにも使った。ある程度の重さにも耐えうる実績があったので、おそらくこれで大丈夫だと思う。
認知症介護の理想と現実
前にベビーガードの話をしたとき、ある介護職の方から他の方法がいいのでは? と言われたことがある。認知症の母の自由を奪うのはよくないという考えは、わたしも分かっている。
母にとっても、わたしにとってもベストな代替案があったらいいのだが、母の自由を尊重すると食材を腐らせる問題や過食が復活する。それで体調を崩したり、ヘルパーさんの失禁処理の時間が増えたりするほうが後悔する。
介護職の方が言ってた理想はよく分かるのだが、残念ながら理想だけでは遠距離在宅介護は続けらない面もある。
昔はよく2階の自分の部屋からダッシュで1階まで行って、食材を冷蔵庫に何度も戻していた。それでイライラしていた時期もあったが、今はそれがない。ムダなケンカが減れば、認知症介護的にはプラスになる。今は、この方法がベストだと考えている。
音声配信voicyの最新回は、母の巻き爪の話です。まさかこんな展開になるとは↓
今日もしれっと、しれっと。
冷蔵庫の問題はありますね。
うちは食材を生でも食べられるものだけ置いて行きますが、毎週通う場合だから出来る話ですね。
冷蔵庫の開け閉めは多いです。
夕飯何しようか、考えるように…(何もしないけど…)
先日、柴田理恵さんが親の介護(認知症では無い)で遠距離を行っている話をされ、周りを頼るのが良い、とアドバイスされてましたが、やはり認知症はまた少し違うかな~、と思ってしまいました。
aoiさま
生もの管理も、ロックがあると問題なくできます。
柴田さんが本を出されたのは知っていますが、認知症介護ではなかったのですね。