寝室にポータブルトイレを設置したのになぜか畳が汚れる理由を探ったところ

以前、実家の母の寝室にポータブルトイレを設置した話を書きました。

設置後の朝の日課は、ポータブルトイレの掃除から始まるようになりました。掃除といっても、ポータブルトイレは処理袋を使っているので、基本はバケツの処理袋の交換とトイレクイックルで拭く程度で、所要時間は1~2分で完了です。

トイレを4か月ほど使ってみて、新たな気づきや課題が見つかったのでご紹介します。

ポータブルトイレ処理袋費用の節約

まずは、ポータブルトイレの処理袋の費用です。

わたしが不在のことを考えて、処理袋は最大で4回尿を吸収できるものを使っています。母の場合は日中は普通のトイレ、夜間だけポータブルトイレなので、最大4日は持ちます。

ケアプランの都合上、ヘルパーさんが最大2日来ないので、そこを乗り切るための処理袋ですが、やはりニオイが気になります。消臭効果は軽いものなので、できれば毎日変えたい。

処理袋は2種類使っていて、1枚あたり100円(すっきりポイ)と135円(ラクリーンバッグ)。まあまあ高いと思いつつも、バケツの処理時間を考えれば、わたしにとってもヘルパーさんにとってもメリットがあるので、お値段以上と思ってます。

ポータブルトイレの処理袋

ただ節約と毎日変えたい自分の気持ちを考慮して、わたしが居るときのみ、常に1枚100円のほうを使っています。100円のほうのデメリットは消臭効果がないことですが、毎日交換できるので問題ありません。そして2つ目の課題を今、どう解決するか模索中です。

ポータブルトイレのすぐ近くを汚す

本当に不思議なのですが、ポータブルトイレのすぐ近くの畳が汚れていることが何回かありました。トイレの周りにマットを敷けばいいという話ではなく、トイレから1メートル以上離れたところの畳が汚れているのです。

母に理由を聞いても答えは出ないのですが、一応聞いてみると「間に合わなかった」と。布団の真横にトイレがあるのに間に合わないのは不思議ですが、母は立ち上がりに時間がかかるので、それも一因です。

寝室に見守りカメラがあるので、原因追究できる環境にあります。探ってみたところ、おそらく夜間で真っ暗なため、ポータブルトイレの場所が分からないのかもしれません。ポータブルトイレの記憶がうっすらあって、暗闇で迷った結果、トイレに間に合わないのかもしれません。

今考えているのは、トイレの真下に行ったらセンサーライトが自動でつく仕組みの導入です。母は真っ暗にして寝る人なので、センサーはあくまでポータブルトイレにたどり着いたときのみ点灯するようにしなければなりません。

おそらく11月に帰省した際に、センサーライトを探して設置する予定です。センサーの微妙な調整が必要になりそうです。パッと光ってビックリするかな? それともしれっとトイレを使ってくれるか?

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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

いつも、勉強になります
ワタシは しれっと 出来ないタチ
工藤さんの姿勢に憧れます 

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか