1年くらい悩んでいた置き型手すりの問題が、やっと解決しました!わが家と同じ悩みを抱えている人はほぼいないと思いつつ、
置き型手すりを動かす母
母が居間で転倒して骨折。認知症で骨折したことを忘れ、添え木(シーネ)や包帯を外して地獄のような介護をしたのが、1年前のことです。
転倒した理由は、母が居間の電気のひもを引っ張ろうとしたから。真っすぐ立っていられないので、いつもは座った状態から中腰でひもをひくのに、認知症で忘れてしまったのか、台所から普通に歩いてきて、照明のひもをひき、捕まるものがなく居間の畳の上に転倒しました。そこで他の場所で使っていた置き型手すりを居間に置いて、母が電気のひもを引っ張るときにつかまれるように設置したのです。ところがしばらくして、手すりのある位置や向きに違和感があるからなのか、重さ20kgもある手すりを手足が不自由な母が移動するようになりました。
置き型の手すりを移動すれば、また転倒のリスクがあります。見守りカメラで見つけたら、ヘルパーさんに直してもらったり、訪問リハビリの作業療法士さんに直してもらったりを繰り返していました。母は認知症で「手すりを動かさないで」と言っても、聞いてくれません。
しかし1年もこんなことを続けていてはわたしが疲弊すると思ったので、置き型手すりを固定できないか模索しました。福祉用具専門相談員さんに相談してみたのですが、それをやったらレンタルではなく住宅改修になってしまうと。確かに。
置き型手すりを固定する方法
最初は天井と床を突っ張り棒で固定して、置き型手すりが動かないようにしようと考えました。ところが天井の板が薄く、おそらく天井に穴が開くだろうと断念。
次にテントのペグを打ちこんで手すりを固定しようとしたのですが、いいペグのサイズもないし、畳に穴が開くしでこれも断念。
畳に固定できるタイプの手すりが売っていたので買おうと思いましたが、高いしサイズが合いません。
書くと数行で終わりますが、何か月もネットで検索して対処法を模索しておりました。もちろん対処法は出てこないし、認知症でうちと同じ症状が出るケースもなく。
解決策がないときは、近所のホームセンターに行くのが習慣です。今回も行ってみたら、L字の金具が目に留まりました。これだ!と思ったのですが、そこでは買わずにダイソーにあるかもと思って行ってみたら似た感じのものがあり、半信半疑でしたがとりあえず購入。

前に買ったゴムハンマーで、畳のへりの隙間にこの金具を打ち込んでみると、意外としっかり固定されました。わたしの力だと簡単に外れてしまうのですが、母は力がないのでいけるかもと思い、そのまま黙って様子を見ることにしたのです。

見守りカメラで母の様子を見ると、やはり手すりの位置が気になるのか動かす様子は何度かありました。しかし金具がうまいこと引っかかって、母の力では動かせなくなりました。設置して1か月が経ちますが、手すりはずっと同じ位置で固定されています。
母がまた骨折したら、今度は自宅での生活は厳しいと思っているので、この手すりはものすごく大切です。わずか220円で解決できて、よかったです!
今日もしれっと、しれっと。

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