商業的で泣けない葬儀よりじっくり泣ける「自宅葬」のよさ

自宅葬 鎌倉

葬儀屋さんには助けられた、でも・・・

喪主って泣けない・・・、なぜなら葬儀屋からいろいろと追い回されるし、親族や参列者に気を遣わないといけないし、参列者の前で何度も挨拶をしないといけないからです。

病院から父の遺体を自宅マンションに運んだ直後から、通夜、火葬、葬儀の日程を決め、香典返しの品物やお通夜に来る方々のお料理決め、和尚さんや火葬場の日程をおさえ、参加者に連絡をしなければなりません。

その間に、葬儀屋のセールストーク(棺のグレードアップとか、互助会に入会しろとか)をひたすら聞きながら「要りません、必要ないです」を何度も何度も言ううちに、どんどん気持ちは冷めていきます。悲しみに浸りたい、泣き疲れるまで泣きたいなんて方は、喪主は他の人にお願いしたほうがいいかもしれません。

結局、葬儀屋とお寺の都合に遺族が合わせにいってるので、そのスケジュールの渦に飲み込まれてしまって、ただ忙しいだけのお別れになってしまいます。わたしは母親を自宅で看取りたいと思っていますが、仮にそれが実現したとしても、何とかホールで葬儀をやってしまったら、自宅で看取った幸せなお別れも吹き飛ぶことでしょう。

たまたま見つけた2016年8月にできた「鎌倉自宅葬儀社」が、この悩みを解決してくれそうです。

改めて見直したい自宅葬

父がラッキーだったのは、和尚さんの都合でお通夜まで2日間、自宅でゆっくりとしたお別れの時間をとれたことです。お世話になった方々が一通り、自宅マンションを訪れてくれて、遺体の前で父の悪口とか言いました。

これはすごくいい時間だったなぁとわたしは思っていて、昔は当たり前だった「自宅葬」はきっとこういう感じが最後まで続くんだろうなと思いました。「鎌倉自宅葬儀社」のプレスリリースを、一部引用します。

近年葬儀の小規模化の流れによってその価値が見直されています。自宅葬は時間やスケジュールなどの制約がないため、思い出を語り合ったり悲しみに浸りながらゆっくりと時間をかけて故人を送り出すことができます。また、式場費、過度な装飾費などが不要になり、葬儀費用を抑えることができるのもその要因の一つです。
引用元:https://www.kayac.com/news/2016/08/kamakurajitakusougi

自分のペースで時間配分を決めて、追加料金を一切気にしなくていいというのが、いい葬儀だとわたしは思います。それを実現できる一つが「自宅葬」で、リラックスできるうえに、故人だってうれしいはずです。具体的にどんな料金プランかというと、

  1. シンプルプラン 25万(税別) 火葬のみで25万円(日程は3日間)
  2. スタンダードプラン 55万(税別) 30名程度で宗教的儀式はなくて、お別れ会をする(日程は7日間)

さらに自分の(故人の)好きにカスタマイズできるところも、自宅葬のよさです。

父の葬儀は、父の姉の補助があったものの、10人程度なのにスタンダードプランよりもお金がかかりました。父はお金かけるなと言いましたが、父が指定した葬儀屋はまぁまぁかかってしまったのです。わたしとしては、シンプルプランぐらいにおさえたかったという思いがありましたし、父もそう思っていたことでしょう。

昔からの形式にこだわるご高齢の方もいるので、やむを得ず葬儀屋を利用するというご家庭も多いと思います。しかし、今の40代・50代も派手な葬儀をしたいのか・・・望んでない人も多いと思います。結婚式の規模もだいぶ縮小されつつありますし、葬儀のカタチもどんどん小さく変化していくと思っています。

在宅看取りからの自宅葬という流れまでセットで考えないと、終わり良ければすべて良しとはなりません。なんとかホールで葬儀するのが普通だと思っている方も、こういった昔ならではの「自宅葬」という選択肢も検討してみてください。

「鎌倉自宅葬儀社」は鎌倉を中心とした湘南エリア、神奈川・東京・埼玉までが対象エリアです。うーん、岩手県・・いや全国をカバーして頂けないだろうか。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこのブログを書いている人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか