家族は認知症の人の「声なき声」をどれだけ拾えているだろうか?
認知症の母の右足裏の「たこ」が、ここ数年で一番の大きさになった。 わたしが貼るイボコロリで「たこ」を溶かすのが日常なのだが、なぜかうまくいかない。 あまりにひどい時は、近所の外科に母を連れて行き「たこ」をメスで削ったこと...
認知症の母の右足裏の「たこ」が、ここ数年で一番の大きさになった。 わたしが貼るイボコロリで「たこ」を溶かすのが日常なのだが、なぜかうまくいかない。 あまりにひどい時は、近所の外科に母を連れて行き「たこ」をメスで削ったこと...
認知症の母(74歳・要介護2)は、手足は不自由ですがトイレは自分で行くことができます。 外出時に注意しなければならないのは、ごくまれに存在する「和式トイレ」です。何も考えずに母を女子トイレへ連れていって、外で待っていたら...
母を歯医者に連れて行ったとき、待合室のソファで見てしまった母の髪に光る無数の白い点・・・ 母の髪のしっとり具合で、だいたい何日髪を洗っていないか分かるようになりました。今回の見立ては2週間の放置、前回わたしが母の髪を洗っ...
わたしが頻繁に盛岡へ帰省している2つの理由は、 認知症の母は料理がかろうじてできるので、その能力をできるだけキープするため 低栄養状態を回避するため です。 1に関しては本にも書いたのですが、息子に料理を作らなければ!と...
認知症カフェや介護者の集いに参加すると、 とまぁ、すごい剣幕で怒っている介護者を時折見かけます。そういった怒りの声を聞きながら、いつも心の中で思うことがあります。それは、 もちろん、やっとの思いで話を聞いてくれる介護仲間...
長い間、認知症介護をしていると、何か不思議な言動に出くわすたびに認知症のせいだと思いがちです。 例えば高齢者が赤信号を平気で渡ったりしたら、信号の赤の意味が分からなくなってしまったと判断してします。しかし、まぶたが下がっ...
最近、認知症の母が財布をいろんなところに置いて忘れてしまうということが多発しています。 お決まりの会話のラリーも、前回帰省したときはほぼ毎日でした。 いわゆる「ものとられ妄想」のターゲットに、わたし自身がなったことはあま...
インフルエンザではないのですが、わたしは最近体調が思わしくない日々が続いておりました。 平昌オリンピックをボーっと見て、SNSやネット、スマホをほぼ触ることなく横になっていました。眼球を動かすと頭が痛くなるので、いろんな...
精神科医の和田秀樹先生が日経ビジネスオンラインで書いた「認知症になり介護を受ける前にやるべきことは?」というコラムが、すごくよかった。読者自身が認知症になったときのことを想定して、どう準備しておけばいいかという内容だ。例...
精神科医の吉田勝明先生が書いた「認知症は接し方で100%変わる!」を購入して、読んでみました。 認知症の本を購入するときの基準がいくつかあって、 どうやらその認知症の本が売れているらしいという情報 認知症の医師の名前で買...
このブログでご紹介した、認知症の本や関連グッズの売上個数を1年間で集計してみました。その上位ベスト10を改めてご紹介します。 第10位 がんばりすぎずにしれっと認知症介護 わたしの最新刊が10位にランクインしました。12...
認知症の母(要介護2・74歳)が着る衣服は、だいたい同じものです。 服の購入に関しては、息子ということもあって、母に何を着せたらいいかよく分からないので、妹が担当しています。しかし、わたしが全く買わないというわけでもなく...
改めて「介護」という言葉を、辞典で調べてみました。 高齢者・病人などを介抱し世話をすること 引用元:三省堂 大辞林 亡くなった認知症の祖母が、病院の壁に便をなすりつけたものを拭いたり、亡くなった父が自宅ベッドから起きあが...
お正月に故郷に帰省したあと、急にわたしのブログや本が読まれます。友人・知人からも、認知症っぽいけどどうしよう・・・という連絡が、この時期に来ます。仕事が始まったのはいいけど、脳裏をかすめるのは正月に会ったときの家族の変化...
最近の東京新聞の記事に、こんな話がありました。 「母のことを『さん付け』で呼んでいる自分を、別の自分が見ているような感覚でしょうか」。そう呼ばれた良子さんも、普段と違う感じがしたのか、機嫌が良くなることが多かったという。...
認知症の人が真夏に重ね着をしたり、真冬に薄着で外に飛び出したりするという話をよく聞きます。認知症の母(ピック病、74歳・要介護1)がよくやるのは 真夏なのに「寒いでしょ?」といって、暖房をつけようとする 室温が「29度」...